赤ちゃんが1日のほとんどを寝て過ごすベビー布団は、汗・よだれ・こぼしたミルクが付いて、すぐに汚れてしまいます。
水洗いした方が良いと分かっていても、洗うのが面倒で濡れティッシュやファブリーズなどで済ませてしまっていませんか?
赤ちゃんは、大人の3倍の汗をかくよ!
しっかり汚れを取らないと、あせもやアトピーの原因になることも。
やっぱりたまには洗わないとダメよね。
でも、どれくらいの頻度で洗ったらいいのかな?
そんなベビー布団のお手入れに悩める新米ママさんのために、当記事では、ベビー布団を洗う頻度やキレイに保つための洗い方をまとめました。
この記事で伝えたいこと
- べビー布団の洗う適切な頻度とは?
- ベビー布団のお手入れ方法
- 3ヶ月おきにクリーニングに出そう
赤ちゃんがすこやかに眠れるように、是非ベビー布団の正しいお手入れ方法を身につけましょう。
ベビー布団は赤ちゃんの汗をたっぷり吸っている
寝起きの赤ちゃんは、頭から背中まで汗でびっしょりということがよくありますよね。
汗をかきすぎて不安に思うかもしれませんが、赤ちゃん特有の現象なので安心してください。
まだ身体が未成熟の赤ちゃんは、自分で体温をうまく調整することができず、変わりに汗をたっぷり流すことで体温を下げているだけなのです。
そんな大人の3倍汗を流す赤ちゃんの布団は、汗をたっぷり吸って湿ってしまいがち。
濡れたままだと風邪引きそうで心配だわ・・・。
ベビー布団のお手入れが不十分だと、汗や皮脂汚れをエサとするダニの増えてしまいます。
ダニが原因でアトピーや小児喘息といった病気に発展してしまう可能性もゼロではありませんので、大人以上に赤ちゃん用の布団は、清潔に保つ工夫が必要です。
ベビー布団の洗う頻度を解説【シーツ・カバー・掛け布団・敷き布団】
ベビー布団を清潔に保つのに大切なのは、定期的に水洗いすることです。
理想は布団を毎日洗うだけど、現実的に無理だよね。
せめてシーツやカバーはこまめに洗ってあげよう♪
布団カバー・シーツ【毎日~2日に1回】
赤ちゃんの肌が直接触れる布団カバーやシーツは、なるべく毎日取りかえてあげましょう。
毎日洗うのは大変だと思うので、予備を3~4枚用意しておき2日に1回のペースで洗うのが理想的です。
洗い方は衣類と同様で構いませんが、使う洗剤はなるべく赤ちゃん用のものを選んであげて下さい。
ベビー掛け布団【月に2~3回】
綿やポリエステルといった素材の場合は、自宅の洗濯機で水洗い可能です。
なお、洗っている間は、変わりに寝るためのベビー布団が必要。できれあ2枚用意しておきたいところですが、1日だけならタオルケットや大きめのバスタオルでも代用できます。
ベビー敷き布団【3ヶ月に1回】
赤ちゃん用の敷き布団は、寝返りをうったときに顔が埋もれて窒息しないように硬い素材で作られています。
無理に折りたたむと生地が傷んでしまいますので、なるべく家で洗うのは避けた方がよいですね。
デリケートな敷き布団は、クリーニングするのが正解。
クリーニング店にもよりますが、平均して1枚2,000円~3,000円で洗ってもらえます。
毎月クリーニングに出すのは大変だと思うので、ワンシーズンごとに出すようにしましょう。
日々のお手入れも忘れずに
洗えないからと布団を敷きっぱなしにするのはNG。
週に一度の天日干しや布団乾燥機で湿気取るといった日々のお手入れが重要です。
ベビー布団のお手入れ方法:5選
ベビー布団のお手入れといっても方法は様々。
天日干しや掃除機・布団乾燥機を駆使すれば洗えない日の応急処置になりますので、賢く組み合わせてみて下さい。
布団を天日干しする手順
ベビー布団は、天気の良い日を選んで週に1~2回は天日干しがおすすめ。
お日様に当てることで汗の湿気を飛ばして表面のダニを死滅させることができますよ。
天日干しの手順
- カバーを付けたまま布団を干す
- 1~2時間経ったら裏返して逆側も日に当てる
- 表面のホコリを落として取り込む
片面だけしか天日干ししない人も多いと思いますので、しっかりとひっくり返して両面を日に当てましょう。
なお、天日干しだけでは残念ながら完全にダニを退治することが出来ません。
ダニは日光を避けるために布団の内側に逃げてしまうので、思ったよりもダニ退治の効果は薄いです。
しっかり除去するには水洗いが最適です。
布団叩きで叩くのもダメだよ!
ダニの死骸が細かくなって赤ちゃんが吸い込みやすくなっちゃうんだ。
そうなんだ。
気をつけないといけないわね。
布団乾燥機をかける
雨が続いて天日干しが出来ない時もありますよね。
とはいえ、干さないで放置していると雨と汗の湿気で布団がカビてしまう可能性もあります。
そんな時は、布団専用の乾燥機があると重宝します。
掃除機がけの手順
- ベビー布団に毛布やタオルケットを被せる
- 布団乾燥機で100分ほど乾燥させる
- 掃除機で表面の汚れを吸い取る
掃除機は布団用のアタッチメントがあると便利ですが、無い場合は先端の部分を外してノズルだけで吸い取りましょう。
さすがに床掃除に使ったフロアノズルだと汚いですからね・・・。
布団乾燥機は湿気を飛ばすだけでなく、ダニやカビ防止にもなります。
我が家では、コンパクトで場所を取らないアイリスオーヤマのカラリエを使って、週に2回は布団を乾燥させるようにしています。
洗濯機でベビー布団を洗う方法
赤ちゃん用の掛け布団はご自宅の洗濯機で十分洗ってキレイにできます。
まず事前準備として中わたが寄るのを防ぐための「大型の洗濯ネット」を用意しておきましょう。
大型のドラッグストアやホームセンターで購入できますよ。
洗濯機洗いの手順
- 目立つ汚れやシミに洗剤を塗っておく
- ベビー布団が入るサイズの洗濯ネットに入れる
- 洗濯ネットごと洗濯機に入れる
- 洗濯用洗剤を加える(ベビー用洗剤が理想)
- 洗濯機のモードを「おしゃれ着コース」「毛布モード」などに設定
- ベビー布団を脱水
- 日陰で干して乾かす
洗濯機は標準コースよりも水流・回転数が少ないものなら問題ありません。
メーカーによって呼び方は異なりますが、「押し洗いコース」「ドライコース」「手仕上げコース」「やさしさコース」などですね。
日陰で干す時は「M字干し」か「三角干し」だと通常よりも早く乾きます。
ベビー布団を手洗いする方法
洗濯機を使わずに手洗いする方法もあります。
洗濯機と比べると手順が多くて大変ですが、布団が傷みにくいというメリットはあります。
手洗いの手順
- お風呂の浴槽にフタをして洗剤を溜めておく
- ベビー布団を2つに折りにする
- お風呂の浴槽にベビー布団を折ったまま入れる
- 手で押し洗いして洗剤をしっかり染み込ませる
- 30分ほど布団を漬けておく
- シャワーで洗剤が残らないようにしっかり洗い流す
- 洗濯機か手で絞って脱水する
- 日陰で干す
洗濯機で衣類を洗っている間にベビー布団を浴槽で洗うと効率的ではありますが、さすがに疲れてしまうので基本は洗濯機洗いで大丈夫です。
敷き布団はクリーニングに出そう【3ヶ月に1回が目安】
素材の硬い敷き布団は、無理やり洗ってしまうと使い物にならなくなる可能性が高いので避けた方が無難。
日々のメンテナンスは、シーツ・カバーを取り替える・天日干しや布団乾燥機である程度はカバーできますが、まったく洗わないというのは衛生的にも良くないですよね。
多少お金は掛かってしまいますが、赤ちゃんの健康のためにもクリーニングに出すようにしましょう。
最低でも季節の変わり目に1回は洗った方がいいよ~。
洗える素材か洗濯表示を確認
クリーニングに出す前に洗ってもらえる素材なのか確認しておきましょう。
ベビーマットレス | ほとんどのクリーニング店が取扱い不可 |
洗濯表示が✕ | 素材によっては洗える場合もあるのでまずは相談 |
ドライマーク | 素材によっては洗える場合もあるのでまずは相談 |
オーガニックコットン | 縮みやすいのでデリケート素材が得意なクリーニング店へ |
おしっこ・うんち・ゲロが付いた布団 | 洗ってもらえるか要相談
吐瀉物・排泄部のついた布団は感染症予防の観点で洗えないクリーニング店がほとんどです。
最低限の汚れを落としたうえで、個別洗いに対応しているクリーニング店に依頼するしかありません。
汚れ具合によっては個別洗いしてくれるお店でも断れてる可能性もあります。
不安なら一度相談した方がいいですよ。
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洗えるクリーニング店が近くにない時は?
クリーニングしないといけないと分かってはいても、遠方まで布団を運ばないといけないのは、やはり面倒に思うかもしれません。
クリーニングの面倒な点
- クリーニング店まで出しに行くのが大変
- 近くのクリーニング店で洗えないと断られた
- そもそも、クリーニングに出す時間がない
子育てママさんは家事や育児に忙しいので少しでも楽出来たら方がいいですよね。
そんな時に活用したいのが、ネット注文型の布団宅配クリーニングです。
スマホで注文するだけで、集荷・洗浄・配送まで自宅から一歩も出ずに完了。
送料の分だけお値段は高いですが、業者によっては2,000円前後で洗ってくれます。
まとめ
新米ママさんは、赤ちゃんのお世話だけでヘトヘトです。
ベビー布団を毎日洗うのはさすがに重労働なので、天日干しや布団乾燥機・クリーニングを組み合わせて賢くお手入れしていきましょう。
大変だけど我が子の成長を思えばこそですね。