突然ですが、あなたは敷き布団を洗ったことがありますか?
掛け布団は家の洗濯機で洗えるけど、敷き布団は大きすぎて入らないわ。
敷き布団は家で洗うのが難しいため、天日干しや掃除機かけくらいというご家庭も多いと思いますが、実はそれだけじゃ全然汚れが落ちていません。
なぜなら、敷き布団の内側(中わた)の汚れやダニ・ダニの死骸やフンといった水溶性の汚れは、水洗いじゃないと外に出せないからです。
そのままにしておくとアレルギーの原因にもなって大変だよ!
そんなぁ・・・じゃあ洗うしか手がないのね。
う~ん、正直メンドクサイ(笑)
たしかに敷き布団なんて面倒で洗いたくないし、失敗して布団がダメにならないか不安な気持ちも分かります。
そんなあなたのために、今すぐできる簡単な敷き布団洗いのテクニックをご紹介しましょう。
この記事で伝えたいこと
- 布団は丸洗いじゃないとキレイにならない理由
- 敷き布団の洗い方を4つご紹介
- 失敗せずに楽に洗うならクリーニングしかない
敷き布団を一度洗ってスッキリさせてみると、なんで今まで洗わなかったのか…と思うはず。
自分で洗わなくて済む方法もありますので、試しに洗ってスッキリ快適な寝心地を取り戻しましょう。
敷き布団は丸洗いすればきれいになるの?
そもそも天日干しや掃除機だけでは汚れが落とせないのには、ハッキリとした理由があります。
不十分な理由
- 天日干し:臭いやカビ繁殖を防げるがダニは死滅しない
- 掃除機をかける:表面のダニや汚れしか落とせない
ダニを死滅させるには50℃以上の温度が必要なので、天日干しでは全然足りません。
また、寝ている間にかいた汗に含まれるタンパク質・塩分・アンモニアといった成分も、天日干しや掃除機では落ちない水溶性(水に溶ける)の汚れとなっています。
水溶性の汚れは、水で洗わないとほとんど落ちません!
敷き布団の正しいケアには、天日干しと掃除機かけと合わせて布団の丸洗いが必要不可欠です。
洗濯機に入らないからいいや、と諦めてしまうと後で大変なことになりますよ。
洗っていない布団は、汗とダニで悪循環が起きる
人は寝ている間にコップ1杯(180CC)の汗をかくと言われています。
つまり、あなたの寝ているお布団は1ヶ月で5リットル以上の汗を吸っていることになります。こんなに汗が布団に染み込んでると思うと驚きですよね?
さらに布団に染み込んだ汗の成分(タンパク質・塩分・アンモニア)は、ダニの大好物。
程よい湿気とエサが豊富にある布団は、ダニの繁殖に適した環境になってしまいます。
とはいえ、ダニや汗汚れは水で中までしっかり洗えば、簡単に落とせるのでそこまで深刻にならなくて大丈夫。
寝具が原因の肌荒れやかゆみを感じてしまう前に、水洗いして汚れをリセットすれば全て解決です。
1日の3分の1を過ごすお布団。
どうせ寝るなら清潔な状態にしておきたいね♪
年に1回の水洗いでも十分キレイになります。
ぜひ、毎年の習慣にしましょう。
【敷き布団の洗い方】面倒くさがりな私でも出来た!簡単4つの方法
敷き布団は、ご家庭の洗濯機に入らないし、厚みがあって手洗いも大変です。
そんな洗うのが面倒すぎる敷き布団を、なるべく簡単にキレイにする方法を4つ厳選してご紹介します。
敷き布団を洗う方法
- 自宅で踏み洗い
- コインランドリーで洗う
- クリーリング店で洗ってもらう
- 宅配クリーニングで洗ってもらう
自宅で踏み洗いは失敗するリスクがあるので、多少お金が掛かってもコインランドリーかクリーニングするのが安心です。
敷き布団の洗い方その1:自宅で洗う
洗濯機には入らないことが多い敷き布団ですが、お風呂で踏み洗いすれば家でも溜まった汚れを落とすことができます。
※洗濯表示に【手洗い可・洗濯機可】と表記されている敷き布団に限ります。
洗い方
- 中綿が寄らないようにロール状に丸め、中央・左右を紐で数か所縛る
- 湯船にお湯を張り洗剤を入れ、敷布団を入れて踏み洗い
- よくすすぎ、敷布団から水が出なくなるまで脱水後、物干し竿で干す
お金をかけずにお布団を洗うならこの方法ですが、とても重労働なうえ、すすぎが不十分だったり乾かし方が甘いとカビの原因にもなりますので、あまりおすすめはしません。
敷き布団の洗い方その2:コインランドリーで洗う
次に紹介するのはコインランドリーで洗う方法です。
手洗い同様、洗濯表示に手洗い可・洗濯機可と表記されているか確認してから行いましょう。
洗い方
- 中綿が寄らないようにロール状に丸める
- 紐で中央・左右を数か所縛る
- 洗濯用の大型ネットに入れる
- 機械の指示に従って洗濯
- 乾燥機にかけて乾かす
場所の相場にもよりますが、大体2,000円で敷き布団を洗うことが出来ます。
ただし、洗濯機の容量を超えていると洗えないので、大型の機械があるコインランドリーを探して利用しないと無駄足になります。
また、洗濯機に入れたり、乾燥機に移す作業は自分で行わないといけないので、割と体力がいります。
敷き布団の洗い方その3:クリーニング店で洗う
自分で洗うのは大変という方は、クリーニング店がおすすめです。
家の近くにふとん洗いをやっているクリーニング店があれば積極的に活用してみましょう。
洗ってもらえない布団もあるので、不安なら事前相談してみて。
洗ってもらう流れ
- クリーニング店に敷布団を持っていく
- 洗濯内容を店員に確認して依頼
- 受け取りに行く
仕上がりまで1~2週間かかりますが、プロの業者にしっかり洗ってもらえるので、布団を傷める心配も少なくて安心です。
敷き布団の洗い方その4:宅配クリーニングで洗う
車が無くてクリーニング店に運べない、重い布団を担ぐのは面倒という方は、宅配クリーニングを活用しましょう。
ネット注文なので申込みも簡単。ご自宅まで荷物を取りに来てくれて非常に便利なサービスです。
専用のクリーニング工場で洗うから、仕上がりもバツグンだよ!
洗ってもらう流れ
- ネットで布団クリーニングを申し込む
- 数日後に梱包キットが届くので敷き布団を詰める
- 集荷依頼をして敷布団を取りに来てもらう
- キレイに仕上がった敷き布団を家に届く
宅配だと自宅ですべて完結するので最もお手軽ですが、クリーニング店同様に仕上がりまで少し時間はかかります。
問題は業者がたくさんありすぎて、選ぶのが大変なところですね…。
布団の宅配クリーニングは、個別洗いや貸し布団といったオプションやまとめ洗いで大幅割引してくれる業者もあったりとサービスが多種多様。
当サイトでは、宅配クリーニング業者33社をひとつずつ分析・比較して目的別におすすめを紹介しています。
初回割引で3,000円台で洗ってくれる業者もありますので、参考にしてみてください。
【2021年版】布団の宅配クリーニング33社を徹底比較!あなたの目的に合ったオススメ業者を紹介
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まとめ:敷き布団の汚れには丸洗いがベスト!今すぐ洗ってスッキリさせて
内容まとめ
- 自宅で踏み洗いはお金がかからないけど、布団が傷む可能性も
- 敷き布団対応の機械があるコインランドリーで洗う
- 確実に汚れを落としたいならクリーニングが最適
- 運べない、近くに店舗がない人は宅配サービスを活用しよう
敷き布団が洗濯機に入らないと理由でずっと洗わずにいると、汗汚れやダニがドンドン増えてしまい、あなたや家族の健康を損ねる原因になりかねません。
家で洗うのは無理でも、コインランドリーやクリーニング店を活用すれば簡単に水洗いすることができますので、うまく活用してキレイな布団を取り戻してみてはいかがでしょうか。
もし、2~3年洗わず使っているなら、すぐ水洗いでサッパリさせることをおすすめします。
布団の汚れは目に見えにくいからやっかい。
時期を決めて毎年洗うと安心だよ~♪