この記事で分かること
- 布団を洗わないと汚れやダニが増えて汚い
- 天日干しや掃除機だけでは不十分な理由
- 一人暮らしの布団のお手入れ方法【4選】
一人暮らしだとお手入れが適当になってしまいがちなお布団。
日中は学校やお仕事でなかなか布団を干せず、休日はダラダラ過ごしてしまい、気付けばずっと敷きっぱなしになっていませんか。
朝はぎりぎりまで寝てたくて、結局そのまま出かけることも・・・
ずっと洗ってないお布団はとっても不潔!
毎日の汗や汚れが原因でカビやダニが繁殖してるかも。
敷きっぱなしの布団で寝るのは洗っていないTシャツを毎日着るのと一緒です。
どうせなら、キレイな布団ですっきりした朝を迎えたいのが心情ですが、具体的にどうお手入れすれば良いのでしょうか。
そんな布団のお手入れの仕方に悩める一人暮らしのあなたのために、実践しやすいお布団ケアの方法をお伝えしていきます。
当記事を読めば、お布団をどう洗えば良いのか正しく理解でき、清潔な状態をキープできるようになりますよ。
お布団のお手入れって本当に必要?【洗わないとリスクしかない】
あなたが寝ている間にかく汗の量は、コップ1杯(180CC)にも及ぶのをご存知でしょうか。
当然ながら、この汗の汚れやニオイが自然に消えるわけもなく、じわじわとお布団の汚れとして蓄積され続けているのです。
最近、肌荒れや寝起きの調子が悪いなって思ったら、布団も気にした方がいいよ!
布団を洗わないと汗や皮脂汚れをエサにダニが増える!
布団には汗だけでなく、皮脂やフケといった汚れも溜まっていきます。
これらはすべてダニのエサになりますので、間接的にダニ繁殖の手助けをしてしまっています。
布団はダニに快適な環境
布団の内側は、ダニにとって快適な温度と湿気が保たれています。
さらに汗や皮脂、フケといったダニにとってエサとなる汚れがあると快適すぎて出ていってくれません。
不衛生なお布団は、ダニにとって最高に住みやすい環境というわけです。
ダニが原因でアレルギーや体調悪化になることも
アレルギー研究機関によると、アレルギーの原因の7~8割がダニまたはダニの死骸やフンといったハウスダストであると言われています。
検査の結果、アレルギー性ぜん息やアトピーの症状をもつ方の7~8割はダニ・ハウスダストが原因と言われています。 このため、これらのダニアレルギー対策は大変重要です。
引用元:NPO法人アレルギー支援ネットワーク
つまり、ダニが大量にいる布団で寝るということは、アレルギー発症や悪化のリスクが格段に上がるということ。
大人になって急にアレルギー症状が出ることはありえるので、今は大丈夫だからと油断しているのは危険ですよ。
【干すだけでは不十分】汚れをしっかり落とすには丸洗いが不可欠
我が家は、2日に1回は天日干しをしてるからセーフ?
残念ながら干すだけじゃ汚れ落ちないよ~!
お布団のお手入れと聞いて真っ先に思いつくのが【天日干し】ですが、ダニを完全に死滅させるには50℃以上必要となり、日光では全然足りません。
また、シーツを洗う・掃除機をかける・除菌スプレーをかけるといった方法も日々のお手入れとしては大事ですが、布団そのものをキレイにすると場合には不十分。
落とせない理由
- 天日干し:ダニは50℃以上の高温じゃないとほぼ死滅しない
- シーツを洗う:ふとん本体の汚れは落とせない
- 掃除機をかける:中わたの汚れやダニは吸い出せない
- 除菌スプレーをかける:表面にしか効果がない、汚れは落ちない
では、根本的に布団の汚れを落とすにはどうしたら良いのでしょうか。
実はすごくシンプルな方法で、布団の清潔さを取り戻すことができてしまいます。
その方法とは、単純に布団ごと水で丸洗いするだけです。こんなに単純なやり方で効果あるの?って感じですよね。
実はダニやカビ・汗といった汚れは、適切な方法で水洗いすることで外側に洗い流すことが可能なんです。
シンプルに布団の中をスッキリ水洗いすれば、汚れが無くなって清潔でキレイな状態を取り戻すことができるというわけですね。
お布団って丸洗いしていいんだ!?
でもちょっと大変そう・・・。
心配しなくて大丈夫!
一人で出来る方法を紹介するね♪
【即実践できる】一人暮らしでも手軽に布団を洗う方法:4選
一人暮らしでもすぐに出来るお布団の洗い方は、以下の4つです。
お布団の洗い方
- 自宅で洗う
- コインランドリーで洗う
- クリーニング店で洗ってもらう
- 宅配クリーニングで洗ってもらう
それぞれメリットとデメリットがありますので、順を追って解説していきますね。
お布団の洗い方その1 | 自宅で洗う
お金をかけずにお布団を洗うならこの方法。洗濯表示を見て、手洗い可・洗濯機可と表記されていれば、自宅で洗うことが出来ます。
※手洗い不可・ドライマークのあるものは洗えません
洗い方は洗濯機か手洗いのどちらかです。
洗濯機の場合、機種にもよりますが「布団」や「毛布」モードが付いているので、そちらを活用して洗うと良いでしょう。
手洗いする場合は、お風呂の湯船でモミ洗いした後に洗濯機で脱水、または手できつく絞って水を切ってから外で干すようにしてください。
十分にすすげていなかったり乾かせていないと、カビや臭いの原因となるので気をつけて。
メリット | デメリット |
---|---|
・金額が安く済む ・家の中ですべて終わる ・クリーニングに出す手間がかからない | ・天気の良い日に洗わないといけない ・水を吸って重くなるのでかなりの重労働 ・乾かすのに数日かかることもある ・一人暮らし洗濯機だと入らない場合も ・洗えない布団もある ・布団を傷めるリスクがある(自己責任) |
なお、一人暮らし用の洗濯機(5kg未満)だと洗えるのは毛布や薄い掛布団が限界です。
敷き布団の汚れを落とすには、次に紹介するコインランドリーかクリーニングで洗う方法で対処しましょう。
お布団の洗い方その2 | コインランドリーで洗う
なるべくコストをおさえて洗うならコインランドリーです。
コインランドリーの場合も洗濯表示に「手洗い可」「洗濯機可」と表記されていれば問題なく洗うことが可能です。
大型の洗浄機を完備しているようなところを探せば敷き布団だって洗えますよ。
敷き布団を洗う際は、中綿(わた)が端によらないようにロール状に丸めて中央・左右を紐で数か所縛ります。うまく固定できたら洗濯ネットに入れて、機械の表示に従って洗いましょう。
また、洗濯が終わったら乾燥機で中までしっかり乾かすようにしましょう。
そうしないと布団が生乾きになって、カビや雑菌の繁殖して台無しです。
敷き布団を洗うのって面倒ね。
適用にやると布団が傷むからね。
コストをおさえた分だけ手間は増えるって感じかな~。
コインランドリーだと平均2,000円前後で洗うことができるので確かに安いのですが、不特定多数の人が何度も使った機械で洗うので、あまり衛生的とはいえません。
逆に布団が汚れてしまう可能性も考えられるので、なるべく店員がいるお店や定期的に洗浄を行っていそうなお店を選ぶようにしましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・洗濯から乾燥まで出来る ・クリーニングするよりは安い | ・持っていくのが大変! ・衛生面に不安がある ・大型コインランドリーでないと入らない ・機械の操作に慣れてないと少し難しい ・洗えない布団もある ・布団を傷めるリスクがある(自己責任) |
お布団の洗い方その3 | クリーニング店で洗ってもらう
自分で洗うのは手間だし、失敗しないか不安という方は、お近くのクリーニング店に相談するのもひとつの手です。
当然ながら、クリーニングのプロに任せると仕上がりが違います。
ただし、布団のクリーニングは衣類と違って専用の洗浄機が必要となり、大手チェーン店でも対応してくれない場合が多いです。
いきなり重い布団を持ち込んで断れるとつらいので、洗ってもらえるか事前確認しておきましょう。
素材によってダメなケースもあるので、どんな布団なのかしっかり説明しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・自分で洗うよりキレイに仕上がる ・失敗するリスクが少ない ・デリケートな布団も洗ってもらえる ・店員と直接相談ができる | ・持っていくのが大変 ・別日に受け取りに行かないとダメ ・コインランドリーよりもコストがかかる ・小さい店だと対応できない場合もある |
お布団の洗い方その4 | 宅配クリーニングで洗ってもらう
持ち運びの手間がなく、簡単に洗うなら宅配クリーニングがおすすめです。
クリーニング店同様、プロの業者に洗ってもらえるので、キレイに仕上がります。
自宅まで引き取りに来てもらえるので、学校や仕事のスケジュールの合間に依頼する事が可能です。
手洗いやコインランドリーに比べると費用はかかってしまいますが、コインランドリーで洗えない種類の布団も洗ってもらうことができますし、プロの職人が洗ってくれるので、仕上がりが断違いに良いです。
メリット | デメリット |
---|---|
・袋に詰めて引き渡すだけなので楽 ・自分で洗うよりキレイに仕上がる ・デリケートな布団も洗ってもらえる ・失敗するリスクが少ない ・ネット注文なので手軽で簡単 ・そのまま長期保管してくれるお店もある | ・送料分だけクリーニングより高い ・仕上がりまで時間がかかる ・繁忙期は1ヶ月以上かかることもある |
一見すると割高に思える宅配クリーニングですが、まとめ洗いでお得になったり初回割引してくれるところもあるので、うまく活用すればお得に洗うこともできますよ。
代わりが無い人向けにレンタル布団なんてのもあります。
人気の宅配クリーニングをネットで調べると、数10社以上出てきて見比べるのが大変です。
当サイトでは、33社のふとん宅配クリーニング業者を目的別に徹底比較してますので、調べる時間節約のためにご活用してみてくださいね。
【2021年版】布団の宅配クリーニング33社を徹底比較!あなたの目的に合ったオススメ業者を紹介
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それぞれの値段と所要時間はどのくらい違う?
洗い方 | 料金相場 | 所要時間の平均 |
---|---|---|
自宅洗い | 洗剤代のみ | 2~3時間 |
コインランドリー | 2,000円~ | 2~3時間 |
クリーニング | 4,000円~ | 1~2週間 |
宅配クリーニング | 5,000円~ | 1~2週間 |
クリーニングは、職人に洗浄してもらうので必然的に料金は高くなりますが、仕上がりが明らかに違います。
自分で洗って布団を傷めてしまうリスクや衛生面を考えれば、クリーニングに出した方が結果的に満足できますよ。
近くに布団が洗えるクリーニング店があればそちらに依頼するか、運ぶのが大変という場合がネット注文できる宅配クリーニングを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ:一人暮らしの汚れたお布団は水洗いでキレイになる
内容のおさらい
- 一人暮らしの布団は自分が洗うと決めて動かないとダメ
- 不衛生な布団はアレルギーや体調不良の原因になる
- 毛布や掛け布団だけなら自宅洗いも十分できる
- 確実にキレイにするならクリーニングするべき
一人暮らしだと、つい面倒で手入れしないことが多いお布団。
何年も洗っていないのであれば、早めに水洗いして汚れをキレイに落とすようにしましょう。
紹介した4つの洗い方は、いずれも一長一短ありますが、何もやらないよりはまず出来そうな事から試してみてはいかがでしょうか。
すっきり洗った布団で寝るのは、衛生的だし何より気分がいいです♪
衛生的に寝るために、年に一度は丸洗いしようね。